墨出し
2017年 07月 08日
現在進行形ですが、高校の校舎建替えの「工事監理」をさせて頂いております。
「Y-5 芯」とありますが、これがこの建物の生命線です。 これがずれると、全てがおかしくなっていきます。
こちらは「1FL+1,000」とありますが、1階の床から1,000mm(1m)高い位置という墨です。
こちらは、階段の墨です。
全て、このような3枚の「墨」が基準となります。 そのため、「墨出し」という工程は非常に大事なのです。
規模は違えど、住宅でも墨出しは行いますので、身近に工事現場があり、見学する機会がありましたら、見てみて下さい。
「工事監理」と聞くと、「現場監督」というイメージかと思いますが、
「工事監理」とは、工事が設計図通りに実施されているかどうかを監理する業務です。
「現場監督」は、「工事管理者」に該当し、工事全体の責任者を指し、建物を設計図通り造るための品質管理、工程管理、コスト管理等が業務となります。
「工事監理」は、大抵、設計者が行いますが、大きな建物になると、同じ設計事務所の中で「設計部」と「監理部」が分かれているため、
設計者でない人が「工事監理」をする場合等もあります。
という、ややこしい話しはさておき、現在進行形で進んでいる高校建替えの現場ですが、鉄筋コンクリート造で3棟を同時に造っています。
そのため、1日に現場に入っている職人さんの人数が多いのです。
更に、コンクリート工事までが終わっており、仕上工事に入っているため、尚更、色んな職種の職人さんが入っています。
そのため、色んな工種が見られるため、楽しい時期でもあります。
その中に、「墨出し」という工事があります。それがこちらです。
by syu-planning
| 2017-07-08 21:48
| 須坂創成高校